1954-11-19 第19回国会 衆議院 労働委員会 第46号
————————————— 申 立 書 一、去る十月二十六日東証ストに於ける警官の暴行状況 我々は法の下に悪を取締る人々が警官と信じて居た、この信念はこのストライキに於いて見事覆された、それは我々のピケ隊に向つて暴力団以上の暴力を以て無抵抗なピケ隊に梶棒を振りかざして下から腹部を突き上げ、我々が弱つて居る間に軍靴の如き靴で蹴り上げ更に腰等を丁度道端の石ころを蹴る如くに我々のピケ隊員を一人
————————————— 申 立 書 一、去る十月二十六日東証ストに於ける警官の暴行状況 我々は法の下に悪を取締る人々が警官と信じて居た、この信念はこのストライキに於いて見事覆された、それは我々のピケ隊に向つて暴力団以上の暴力を以て無抵抗なピケ隊に梶棒を振りかざして下から腹部を突き上げ、我々が弱つて居る間に軍靴の如き靴で蹴り上げ更に腰等を丁度道端の石ころを蹴る如くに我々のピケ隊員を一人
それが今までの警察が出ておる問題なんですから、会社のほうはストライキ破り等を使つて、暴力団と言つちや悪いですが、要するにブレイカーというのでしよう、使つて来ておる。それはこのまま激励まではしないにしても、争議をやつている者は黙つて見ているか、そういう人に簡単にもしもしと、言つてみたところで済むでしようか。なかなかそれは現場で廻れ右するものではない状態にある。
あなたのうちにあなたから命ぜられたからと言って、あるいはあなたのうちの借家権をおれが買つたと言つて暴力団があれば込んで来たときに、一応両方の様子を聞くまでは現状を維持しておくということがほんとうの治安維持の問題でしよう。現状維持にしてどっちにもやらせないというのなら私は納得が行くんです。
当時あそこは新聞記者は歩けぬほどだつたのに、生命を賭してまでボスと闘つていただいて、あそこはよくなつたと思つておつたが、また前と同じことになつて、暴力団が約十五、六名、名前はわからぬでしようが、あなたの方ではそれを検挙できないのです。こういうでたらめなことをしておるならば、淀橋署は暴力団の洪仁栄と結託していると言われても弁解の余地はないと思う。
そこでお尋ねしたいのは、共産党とか共産主義の団体なるものは、これは何か盛り場の暴力団を拡張したような、そういう暴力団的なものだ、ただ勢いが大きいか小さいかだけの相違であつて、暴力団的なものであるという御所懐でありますか。